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SBXシリーズ

使

6101200 mm

※1※2
※3※3※3

※1 加熱温度制御機能はオンパル搭載仕様機だけの機能です。

※2 組紐ヒーター仕様機は加熱温度制御(オンパル)仕様に対応できません。

※3 お客様のご要望に応じて610〜1200 mmの範囲で標準規格サイズ(80 cm、1 m、1 m20 cm)以外のシール長さにも対応いたします。

アイコンの解説

SBXシリーズ

エスビーエックス シリーズ

シール制御ボックス

お客様製作の自動機システムに組み込み、シーリング。

SBX制御ボックスイメージイラスト

SBXシールバーイメージイラスト

掲載カタログ
=No.0019:SBUシリーズ、SBXシリーズカタログ

主な特徴

袋サイズ:610〜1200 mm  標準規格サイズ=800、1000、1200 mm
最新タイプ:Aタイプ
包装可能な包材(2枚以上あわせての合計)

片側加熱タイプ

PE : 0.4 mm、

PP : 0.3 mm、

NY : 0.3 mm、

PVA : 0.3 mm、

その他ラミネート : 0.4 mm

上下加熱タイプ

PE : 0.6 mm、

PP : 0.4 mm、

NY : 0.4 mm、

PVA : 0.4 mm、

その他ラミネート : 0.5 mm


 SBXシリーズの概要

SBXシリーズは、自動ラインに組み込んで使用することを目的としたシールユニットです。
お客様のシステムに自由な形で組み込んでいただくことが可能で、シール長さ(610〜1200 mmの範囲)・シール幅、仕様など様々なご要望にお応え致します。

SBXシリーズは、富士インパルスが50年に亘り培ったインパルスシーラー造りの技術とノウハウを凝縮しています。


加熱温度コントロール(オンパル)仕様機のメリット

SBXシリーズには"加熱温度コントロール機能"の搭載が可能です。
"加熱温度コントロール機能"を搭載すると使用されるフィルムの理想的な溶融温度に加熱温度を設定できますので、無駄な電力消費が無く、理想的なシール条件でシールを行うことができます。

オンパル仕様機のメリット

1 理想のシール条件を設定・・・加熱温度、冷却温度を設定できるので、理想的なシール条件でシールを行えます

2 ECO・・・必要最低限の加熱でシールができるので、電力消費と部品消耗を抑える事ができます

3 高精度・・・長時間使用しても安定したシールができます


SBXシリーズ機種選択、仕様決定までの流れ

お客様が構築される自動包装ラインや包装需要にマッチしたシールユニット:SBXシリーズを以下のステップで選択・決定してください

1. シール有効長さを決定

2. ヒーター仕様、シール幅を選択

3. 加熱タイプを選択

4. 加熱制御方法を選択

   4. までで選択した仕様が製品型式名称となります

5. メーカーオプションを選択

6. 特注仕様のご要望をプラス

7. お客様専用のシールユニットの完成

   入出力信号接続について

   装置設計時の注意事項

   富士インパルスの責任範囲

   残留リスク一覧

1. シール有効長さを決定

 610〜1200 mmの範囲でシール有効長さを選択できます。

シール有効長とはシールできる有効寸法を指し、実際には+5~120 mmほど長い寸法が通電加熱されます。
標準規格サイズは、800、1000、1200 mmですが、お客様のご要望に応じて標準規格サイズ以外のシール長さにも800〜1200 mmの範囲で対応いたします。

2. ヒーター仕様、シール幅を選択

 ヒーター仕様は 標準の「リボンヒーター仕様」「組紐ヒーター仕様」「中間カットシール仕様」「溶断シール仕様」から選択できます。

 シール幅は「5 mm」「10 mm」から選択できます。

3. 加熱タイプを選択

「片側加熱仕様」または、厚手フィルムをシールできる「上下加熱仕様」の選択できます。

 「リボンヒーター仕様」、「組紐ヒーター仕様」は、片側加熱仕様、上下加熱仕様の選択できます。

 「組紐ヒーター仕様」「中間カットシール仕様」「溶断シール仕様」は、上下加熱仕様が選択できません。

4. 加熱制御方法を選択

「加熱時間制御仕様」 または、「加熱温度制御(オンパル)仕様」の選択ができます。

 「組紐ヒーター仕様」、「中間カットシール仕様」「溶断シール仕様」は、「加熱温度制御(オンパル)仕様」が選択できません。

標準 リボンヒーター

型式名称

加熱タイプ

ヒーター幅 mm

ヒーター種類

オンパル仕様

5

片側加熱

5

リボンヒーター

5W

上下加熱

5

10

片側加熱

10

リボンヒーター

10W

上下加熱

10

組紐ヒーター

型式名称

加熱タイプ

ヒーター幅 mm

ヒーター種類

オンパル仕様

10K

片側加熱

10

組紐ヒーター

×

10WK

上下加熱

10

中間カットヒーター、溶断

型式名称

加熱タイプ

ヒーター幅 mm

ヒーター種類

オンパル仕様

5C

中間カット

5

リボンヒーター
+ カットヒーター

×

10C

中間カット

5

リボンヒーター
+ カットヒーター

×

FH

溶断カット

10

溶断ヒーター

×

 4. までで選択した仕様が製品型式名称となります

ここまでの選択で選んだ仕様が製品型式名称となり、その製品がどのような仕様を持つか判断できる名称となります。

製品型式名称例示

型式

シール長さ

シール幅

加熱タイプ

片側加熱は
記載無

組紐ヒーター仕様の場合
Kを追記

加熱温度制御の場合追記

SBX

-

800

-

5

- OPL

SBX

-

1000

-

10

W

K

SBX

-

1000

-

5

C

SBX

-

1200

-

FH

5. メーカーオプションを選択

■ 異電圧対応

100V製品を 200V / 110V / 220V / 230V / 240V仕様に変更できます。 200V製品を 220V / 230V / 240V仕様に変更できます。

■ 電源コード長さ変更

電源コードの長さを5~10 mの範囲で変更できます。(標準5 m)

■ ヒーターコード、温度センサーコード長さ変更

シールバーと制御ユニット間のコードの長さを5~10 mの範囲で変更できます。(標準5 m)

■ ヒーターコードをロボットケーブルに変更

ヒーターコードを耐屈曲性に優れたロボットケーブルへ変更できます。(標準5 m)

■ ゴム足仕様に変更

標準のキャスター設置式をゴム足仕様に変更できます。

6. カスタム仕様、特注仕様のご要望をプラス

メーカーオプション以外にも様々なカスタム仕様に対応しています。

■ 温度センサー位置変更(対象製品:オンパル仕様機)

標準タイプでヒーター端部に設置している温度センサーを中央付近に設置できます。
通常は、ワークに温度センサー跡がつかないよう、センサーをヒーター端部に設置していますが、ワーク厚が厚く、かつ圧着時に温度センサー部分をワークで挟まない場合、温度センサー部分をしっかり圧着できず、実測温度が大きく外れる場合がありますのでワークの仕様に合わせてセンサーの位置変更に対応いたします。

■ 取り付け穴変更

標準ではM10タップ穴を3ヵ所(200タイプは2ヵ所)の取付穴を指定の寸法に変更できます。指示図面と共にご相談ください。

■ 穴加工追加

シールバーにその他穴加工を追加します。指示図面と共にご相談ください。

■ フローガラスシート巻棒仕様

シール後の剥離の為に貼り付けているセンタードライテープを、フローガラスシート巻取棒式に変更できます。

上記のカスタム仕様以外にも特注仕様の設計製作も承っております。
弊社までお気軽にご相談ください。

7. お客様専用のシールユニットの完成

■ 入出力信号接続について

■ シールスタート信号について

1)  シールスタート信号のコネクターは2Pメタルコンセントを使用しています。
制御ユニット側の2Pコンセントに附属の2Pプラグを配線接続してください。

2) シールスタート信号は接点信号です。シールスタート信号には電圧をかけないでください。

! 警告 シールスタート信号には絶対に電圧をかけないでください。
  シールスタート信号に電圧をかけると、制御ユニット内のシールタイマーが破損します。

3) シールスタート信号は、シール終了信号が出力されまで、接点ONのまま保持してください。 シール終了信号が出力される前にシールスタート信号がOFFになると、エラーになります。

■ シール終了信号について

1)  シール終了信号のコネクターは3Pメタルコンセントを使用しています。
制御ユニット側の3Pコンセントに附属の3Pプラグを配線接続してください。

2)  シール終了信号はNPNオープンコレクター出力です。(N.O.)

■ 断線エラー信号について

1)  ヒーターの断線時にはエラーを断線エラー信号として出力されます。
断線エラー信号はシール終了信号と同じ3Pメタルコンセントより出力されます。

2)  断線エラー信号はNPNオープンコレクター出力です。(N.O.)

■ 装置設計時の注意事項

■ シールバーがワークを挟み込んだ際に、均等に圧力がかかるように装置を設計してください

シールバーの片側に圧力が集中し、反対側の圧力が弱くなりますと、シール不良の原因になります。
また、ヒーター発熱部に圧力がかからない部分があると、その部分で過熱現象が起こる可能性があります。

■ 最適なシール圧力はワークによって異なります

標準シール圧力を基準に、圧力の可変を考慮に入れて設計してください。
シール面積あたりの標準シール圧力は、0.15~0.20 MPa になります。

■ シールバー底面をエアシリンダのシャフト等の点当たりで保持しないでください

加圧の際に歪を生じてシール状態に悪影響をおよぼす事がある為、可能な限り面辺りで保持するように設計して ください。

■ 富士インパルスの責任範囲

シールバー、および制御ユニットは、シール装置の1部品であり、シール装置として完成されたものではありません。
したがって、シール装置作動時、およびメンテナンス時等において発生する全ての事象に対しては、シール装置を設計・製造されるお客様が責任を負うものとします。
また、弊社がご提供したシールバー、および制御ユニットを改造したり、誤った使用により発生した事故等については一切の責任を負いません。
なお、弊社がご提供したシールバー、および制御ユニットに何らかの問題があった場合は、お客様と協議させていただいたうえ、対応いたします。

■ 残留リスク一覧

このページに記載する残留リスクは下記の定義に基づいて分類し、記載しています。

! 注意 もし尊守しなかった場合、軽傷や物的被害が生じる可能性のあるもの。

! 警告 もし尊守しなかった場合、死亡や重症となる可能性のあるもの。

! 危険 もし尊守しなかった場合、ほぼ確実に死亡や重症となる可能性のあるもの。

NO.

運用段階

作業

作業に必要な資格、教育

残留リスク

危害の内容

詳細及び保護対策

1

設置

設置

 

警告

転倒

ユニットケースは水平に設置してください。

2

設置

設置

 

警告

漏電
・感電

濡れた設置面や、湿度の高い場所で使用しないでください。

3

設置

電源の接続

第3種設置工事

警告

火災

コンセント容量を確認してください。

4

設置

プラグの取り替え配線

 

警告

漏電

電源プラグの変更を行う際には配線の確認を行ってください。

5

設置

入力プラグの配線

 

注意

故障

シールスタート信号には電圧をかけないでください。制御ユニット内部のコントロールユニットが破損します。

6

取付設計

シールバー取付部設計

 

警告

火災

ヒーター発熱部に隙間が生じると、シール動作中に過熱現象が起こり、火災の原因になります。
シールバーはタップ穴位置の点辺りではなく、シールバー底面を面辺りで保持してください。

7

取付設計

加圧部設計

 

警告

火災

ヒーター発熱部に隙間が生じると、シール動作中に過熱現象が起こり、火災の原因になります。
加圧部はシールバーに均等に圧力がかかるように設計してください。
片側に圧力が集中するとシール不良の原因にもなります。

8

取付設計

加圧部設計

 

警告

火災

ヒーター発熱部に隙間が生じると、シール動作中に過熱現象が起こり、火災の原因になります。
加圧部は包材に応じて加圧力を調整してください。圧力が弱すぎるとヒーター発熱部に隙間を生じる原因になります。

9

運転

運転

 

警告

指挟み
・火傷

ヒーター発熱部は全面加圧する必要があります。開いた状態に指など挟まないような安全対策を検討してください。
長時間連続で使用されますと、シール部に熱がこもって熱くなり、火傷をする危険性があります。

10

運転

運転

 

警告

火災・感電・故障

ヒーター発熱部に隙間が生じると、シール動作中に過熱現象が起こり、火災の原因になります。
シール包材以外の異物を挟まないように注意してください。シール不良や故障の原因になります。
また、ヒーター発熱部は定期的に清掃し、粉塵などの異物が残らないようにしてください。

11

運転

消耗品管理

 

警告

火災

消耗品は定期的に交換してください。
消耗品が破損している状態で使用を続けますと,過熱現象による発火・発熱不良。故障などの原因になります。

12

メンテナンス

消耗品交換

 

警告

感電

消耗品交換作業はコンセントを抜いて電源の供給を遮断してから行ってください。

13

メンテナンス

消耗品交換

 

警告

感電・火傷

取扱説明書に記載された方法で消耗品の交換を行ってください。

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