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ポリ塩化ビニール

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プラスチックフィルムの基礎知識 No.019

ポリ塩化ビニール

公開日: 1998/05/06
解説:

ポリ袋をビニール袋と言ったり、粘着テープをガムテープと言ったりするのは、一般的に広く普及している間違いで、それ自体別に大きな支障はないですが、包材を扱う専門家が間違うと大変なことになります。
本来のビニール袋の素材であるポリ塩化ビニール(略号PVC、別名:塩化ビニール樹脂)は、フィルム、シート及び各種成形品として幅広い分野で使用されています。
ポリ塩化ビニルは、エチレンモノマーに塩素を加え二酸化エチレンをつくり、それを脱塩酸してつくられた塩化ビニルモノマーを重合させてつくります。
可塑剤の使用量によって硬質(可塑剤数%)、軟質(可塑剤数20~35%)に分けられています。
可塑剤の量によって引張強度と伸びが大きく違ってくるからです。
ポリ塩化ビニルフィルムは軟質の場合はカレンダー方式(3.プラスチックの成形法 2 を参照)、シートなどの場合はTダイ法(2.プラスチックの成形法1 を参照)などによってつくられています。

1993年9月発行富士インパルスニュースVol.51に掲載しました。

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