エアチューブ加圧方式を採用し
棒状金属シールバーでは困難な
1.5mを超える
長尺シールで均一なシール圧力を発生させる
革新的なスーパー長尺シーラーです。
ATシリーズ
長尺シーラー
長いシール面でもエア圧による加圧で確実にシーリング。
掲載カタログ
=No.0012:長尺シーラー総合カタログ(webでのPDFドキュメントのご提供のみ)
主な特徴
用途・特長:長尺シーラー
操作方法:電動・エアシリンダー駆動
包装形態:シール専用
機種選定目安使用回数/日:電動・エア駆動=1000袋以下
袋サイズ(最大):1.5 m、2 m、2.5 m
最新タイプ:Aタイプ
包装可能な包材(2枚以上あわせての合計):
片側加熱タイプ
PE : 0.4 mm、
PP : 0.3 mm、
NY : 0.3 mm、
PVA : 0.3 mm、
その他ラミネート : 0.4 mm
■ATシリーズの概要
富士インパルス通常の電動長尺シーラーで採用しているエアシリンダー加圧方式では困難であった1.5 mを超える長尺シールを対応可能にしたシーラー
それがATシリーズです。
従来製品の棒状金属のシールバー同士で袋を挟み込み、加圧する方法ではシールバーのたわみが均一なシール圧力を発生させることの障害になっていました。
富士インパルスはこれを克服するためにエアチューブの膨張圧力をシール加圧として利用する方式を開発。
ATシリーズは、ロングサイズのシールにその威力を発揮するまさに「スーパー長尺シーラー」と言えます。
■ シール加圧装置にエアチューブを採用
シール加圧装置に、エアチューブを採用することで長いシール部の全域にわたって均一なシール圧力を発生させることを実現しました。
▼ 通常の富士インパルスシーラーの構造
シールバー両端のエアシリンダーでシール圧力をかけます。1.2mくらいまでのシールだと、問題なくシールできますが、1.5mを超えるシールになるとシールバーに「たわみ」が生じてしまい、均一なシール圧力を全域にかけることが難しくなります。
この傾向はシール長さ(シールバーの長さ)が長くなればなるほど強くなります
▼ シール加圧装置にエアチューブを採用を採用したATシリーズの構造
ATシリーズは、通常シーラーでの「長いシール長さに対して均一なシール圧力を加えられない」と言う問題点を克服するためにシール加圧装置に、エアチューブを採用しました。
エアチューブをシール受けに内蔵し、シールバーで袋(フィルム)を挟み込んだときにエア圧力でチューブが膨らみます。
膨張したチューブとシールバーで袋(フィルム)を挟み込み、シールバーのたわみの有無に影響を受けない均一なシール圧力をシールバー全域で発生させることができます。
■ATシリーズの加圧
■ iヒーターを採用
熱源であるヒーターに熱膨張が低い素材を使用した「iヒーター 」を採用しました。伸びの少ないiヒーターを採用することでヒーターへの負担が少なくなり、ヒーター折れを軽減します。また、ヒーターと接触する温度センサーなどの周辺部品の高寿命化を図ることができます。
■ 簡単な操作
ATシリーズは電動タイプの長尺シーラーです。エアシリンダー駆動方式を採用し、フットスイッチ操作で作業を進めます。
包材、袋の材質・厚みに応じてタイマーで加熱時間と冷却時間を調整し、フットスイッチを踏む操作でエアシリンダーが駆動し、圧着レバーが下降します。
設定した加熱・冷却完了後、圧着レバーが初期位置に戻り、美しく強力なシールができます。
■ 豊富な製品バリエーション
多彩な袋の大きさ(幅)、厚さ、材質に対応できる豊富な製品バリエーションを取り揃えています。
シール長さは1500、2000、2500 mm。
シール幅は5 mm、10 mmの製品があります。
厚さ0.3 mm(重ね合わせ合計数値)までの包材のシールができる片側加熱タイプが標準となります。
厚さ0.4 mm(重ね合わせ合計数値)までの厚手袋、ラミネート袋に対応できる上下加熱タイプも製作が可能です。
■ コンプレッサー別途必要
ATシリーズは機械を駆動させるために別途、エアコンプレッサーが必要となります。以下の能力を持つコンプレッサーをご準備ください。
適合コンプレッサー
1.5 kW 165 L/min 0.6 MPa以上
オプション
■ ATCシリーズ
ATシリーズには、製品バリエーションとしてエア圧力駆動のカッター機構を取り付けたATCシリーズがあります。シールの後で自動的にカッター装置が起動して袋(フィルム)をカットします。
連続してシールを行う場合やフィルム加工をする際に活躍します。
また、シールを行わずにカッター機構だけを駆動させることも可能です。
■ 指はさみ防止装置(オプション)
オプションで光センサーによる指はさみ防止装置を取り付けることができます。
安全対策
■ 非常停止スイッチ装備
異常発生時、非常停止スイッチを押すと、ブレーカーがOFFになり電源が遮断され、レバーは初期状態に戻ります。
■ 指はさみ防止装置(オプション)
オプションで光センサーによる指はさみ防止装置を取り付けることができます。
■ ロック機構付きのキャスター
ATシリーズにはロック機構付きのキャスターを標準装備していますので作業場所の移動に便利で作業場所決定後は安定した設置状態で作業を行うことができます