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PPその他の用途

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プラスチックフィルムの基礎知識 No.018

PPその他の用途

公開日: 1998/05/06
解説:

ポリプロピレンフィルムは
二軸延伸フィルム(OPP)、無延伸フィルム(CPP)、インフレーションフィルム(IPP)、ラミネートフィルム
として包装分野で幅広く利用されていることはプラスチックフィルムの基礎知識17.までに紹介したとおりです。
このうちIPPはインフレーション法(プラスチックフィルムの基礎知識 3. を参照)によって造られたフィルムですが、透明性が良く、腰が強いなどの特性から繊維製品の包装などに用いられています。
なお、食品用途でのCPPは単体ではほとんど使われません。
PPはフィルム以外の成型品での用途も広く、
射出成形品(軽い、成形性がよい、価格が安い)では、パンや農産物、ビールなどのコンテナやプリンカップに、
ブロー成形品では(耐熱性がよい、透明性がよい)水筒、はちみつ容器、各種家庭用品に、
シート成形品(耐寒性・耐熱性・耐油性がよい)では、ギョーザやシュウマイ、冷凍食品トレー、豆腐容器、マーガリン容器
などに使われています。
日本生活協同組合連合会「なんじゃもんじゃプラスチック」などを参考にしました。

1993年8月発行富士インパルスニュースVol.50に掲載しました。

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