CEO MESSAGE
2019年に下部にあるメッセージを作りました。
2020年から数年間のコロナ禍を通じて、健康でいることの価値を改めて実感しました。
当社では健康優良法人の認定取得や社員向け入院保険の加入など、社員の健康を支える取り組みを進めています。
また、近年は多様性に関して、社会のあり方や働き方など、多くの議論が行われていると感じます。
以前記載したように、当社には様々な人がいます。
しかし、単に社内に多様な人がいるだけでは十分ではないこと、まだ課題も多いことを日々痛感しています。
製造業は、多くの人が関わって一つの製品を作り上げる仕事ですから、標準化や共通言語が必要な場面も多いです。
「多様性」と一言でいうのは容易ですが、粘り強く理解しようとする努力を続ける必要があります。
一方で、当社のビジネスには国籍・地域・年齢・業種を問わず、さらに広いユーザーにご利用いただける可能性があります。
意見を交わし、お互いを理解しながら、それぞれの力を発揮することが未来につながると信じています。
ともにその可能性を信じて「誰かのうれしい気持ち」を実現していきましょう。
仕事は、何かしら誰かの役に立つことだと思います。
私は時々ですが、家でちょっとした料理を作ることがあります。多分愛想なのですが、物珍しさもあって二人の小さな娘がおいしいと言ってくれるとやってよかったな、と思います。
富士インパルスは主に包装するための機械を作っています。いろんな場所にいろんな美味しいものが有って、包装をすることで、それがきれいな状態でそれを食べる人のところまで届けられます。食べた人が美味しいと感じたり、それをプレゼントする人が感謝の気持ちを表すことができたり、そんな嬉しい気持ちに日々の仕事につながっています。(ちなみに、当社の機械の用途は食品以外もたくさんあります)
一緒には働く人には、色々なことに興味を持ち、日常の小さな変化や、自分のアイデアを形にすることを面白いと感じてもらえるといいなと思います。また、近年、多様性の重要性についてよく耳にします。仕事や社会生活の中では様々な考え方や背景の人がいます。理解できる場合もあればそうでない場合もあると思いますが、その違いを受け入れながら一緒に仕事していけるのがいいように思います。
当社にもいろんな人がいます。少年野球の監督や、自転車に詳しい人、楽器が上手な人、大きな魚を釣り上げる人、ベトナム戦争のあとに難民として来日した人、海外から留学した後家族とともに大阪で暮らす人、一人ひとりがいろんな個性が有って、仕事をしています。
富士インパルスでは、2019年に中期計画を策定しました。会社の中にある多様な考え方を力にして、世界に向けていい製品を発信していければと考えています。そのために、これまで60年以上ものづくりをして培った技術や知識を活かして、使う人がどんなことを感じているのか、どんな機械があれば便利になるのか、しっかりと考えていきます。
会社に入っていただいたあとには、まず皆さん健康でいてほしいと思いますが、その上で、仕事を通じて、共通のいろんな個性を認めながら、目標に向かって協力する中で個性を磨きつつ成長することを望みます。
会社の中にはいろんな技術やノウハウ、仕組みがあります。新しく社会人になる方にとっては、時に戸惑ったり、窮屈に感じたりすることもあるかもしれません。しかし、これらはなにかを解決するためできたものなので、なぜそうなっているかを理解し、それを使えることは、より自分を自由にすることであると思います。これは、必ずしもずっと同じやり方をせねばならないということを意味しません。
そして、それらを活かしてもっとこうしたほうがいいのではないか、こんなことができたらいいのではないか、をしっかりと話し合っていい仕事ができればと思います。ぜひあなたの個性で一緒に価値、つまり誰かの嬉しい気持ち、を実現していきましょう。