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アルミニウム箔

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プラスチックフィルムの基礎知識 No.058

アルミニウム箔

公開日: 2005/5/31
解説:

周知の通りアルミニウム箔は金属であり、プラスチックフィルムとは異なる。
しかし、プラスチックフィルムのラミネート材として使われる場合が多く、包装材料として大きな役割を果たしている。
金属であるアルミニウム箔は、ガスも水蒸気も全く通さない。
しかし、30ミクロン以下の厚みではピンホールの影響のために完全なバリヤー性を持つわけではない。
しかし、一般に使われている7ミクロンや9ミクロンでも、他のプラスチックとラミネートすれば、どのプラスチックフィルム単体よりもバリヤ性ははるかに優れたものになり得る。
その他、保香性、遮光性、耐熱性などもほぼ完全である。
こうした特性から、防湿包装、遮光包装、ガス充填包装、脱酸素材包装などのバリヤー材として幅広く使用されている。
とくにPETと耐熱CPPの間にアルミ箔を挟んだレトルトパウチの代表的な構成では、適当な条件でも加熱加圧殺菌によって長期的に無菌状態が保つことができる包装として、加工食品の流通に重要な役割を果たしている。

Kanno'sHomePageの「食品包装基礎講座」を参考にしました。

2000年7月発行富士インパルスニュースVol.93に掲載しました。

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