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フレキシブルパッケージ

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プラスチックフィルムの基礎知識 No.042

フレキシブルパッケージ

公開日: 2005/5/31
解説:

日本工業規格の「包装用語」の定義では軟包装の用語で、「紙、プラスチックフィルム、アルミニウム箔、布などの柔軟性に富む材料で構成された包装」となっています。
したがって、一般的な袋詰め製品はすべて軟包装、すなわちフレキシブルパッケージの範疇に入ることになります。
ただ一般的には、コーティングやラミネートした機能性フィルムを用いた液状食品の包装に対して、使用する場合が多いようです。
例えばフレキシブル容器という言い方があります。
これは「袋物のように比較的柔軟性を持ち、内容物を充填してはじめて立体形状を保つもの」と定義されていますが、要するに金属缶やプラスチック容器入りなどではない、袋詰めされた液体製品のイメージです。
軟包装のメリットとしては

1. 中身の形に合わせて包むことができる

2. 一般に中身の充填前は平面状でかさばらない

3. 比較的薄い材料で構成されているので低コストである

などが挙げられます。
反面、

1. 内容物の形状の変形・破損を防ぎにくい

2. 陳列性に欠ける

といった短所もあります。

1997年5月発行富士インパルスニュースVol.75に掲載しました。

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