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ポリエチレンテレフタレート(PET)

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プラスチックフィルムの基礎知識 No.028

ポリエチレンテレフタレート(PET)

公開日: 1998/05/07
解説:

別名であるポリエステルよりも、最近ではPETボトルですっかりお馴染みになりました。
いえ、「PETボトル」よりも「ペットボトル」の名称の方が定着しつつある勢いです。
PETだと、PE=ポリエチレン、T=テレフタートと何となくわかるような気がするのですが、
ペットになると動物などのペットと混同しそうです。
原料はエチレンです。
エチレンからできたエチレングリコールにテレフテル酸を重合させて樹脂を作ります。
これをブロー成形するとPETフィルムになります。
包装用のPETフィルムは、ポリエチレンやアルミ箔などと貼り合わせ、ラミネートフィルムとして使われます。
PETフィルムのラミネートフィルムはmバリヤ性が良く熱収縮性が低いことから、レトルト食品などに使われています。
PET樹脂の特徴は、

1. ガラスのような光沢があり透明性がよい

2. 衝撃に強く、落としても割れにくい

3. 成形時に添加物を必要としない

4. 容器は熱によって変化しやすい

5. フィルムは突き出し強度が大きい

6. 価格が比較的高い

等です。

1994年11月発行富士インパルスニュースVol.60に掲載しました。

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