HOME > プラスチックフィルムの基礎知識 > No.26/ラミネートフィルムの作り方(2)

ラミネートフィルムの作り方(2)

■ 誠に勝手ながら、このコーナーにおいて記載している内容に対する問い合わせやご質問への対応はお受けしておりません。

プラスチックフィルムの基礎知識 No.026

ラミネートフィルムの作り方(2)

公開日: 1998/05/07
解説:

有機溶剤に溶かした接着剤などを用いるドライラミネート法に対し、水性の接着剤を使用するのがウェットラミネート法です。
接着剤を塗布直後の湿った状態で、他のフィルムと貼り合わせ、ロールで圧着し、乾燥させます。
この方法は、主にアルミニウム箔と紙の貼り合わせ用いられるほか、紙を基材とするラミネートフィルムにも用いられます。
操作が簡単で、他の製法より高速・大量に加工処理でき、加工コストが低いのが特徴です。
エクストルージョン(押し出し)ラミネート法は、ポリエチレンやポリプロピレンを押し出し機からフィルム上に押し出されたものを直接他のフィルムに塗るようにして貼り合わせます。
この時、従来は、ウレタン系樹脂の接着剤が用いられていましたが、接着剤を使用しなくてもよい接着剤ポリエチレン樹脂が開発されたことにより、この方法の普及に拍車をかけました。
現在では、ラミネート法の中で最も一般的になっています。
日本生活協同組合連合会「なんじゃもんじゃプラスチック」などを参考にしました。

1994年7月発行富士インパルスニュースVol.58に掲載しました。

HOME > プラスチックフィルムの基礎知識 > No.26/ラミネートフィルムの作り方(2)