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LLDPEの用途

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プラスチックフィルムの基礎知識 No.013

LLDPEの用途

公開日: 1998/03/02
解説:

LLDPEの最大の用途はフィルム分野です。
LLDPEのフィルムは、強度があり、伸びが大きく強靭であるほか腰が強い、ヒートシール強度が大きい、耐熱性・耐寒性に優れる、印刷製がよい------などの特徴があります。
こうした特徴から、強度を要するゴミ袋をはじめ、ストレッチ包装、重包装、農産物包装、冷凍食品包装などに単体、あるいは他のフィルムとのラミネートフィルムの形で幅広く用いられています。
また、LLDPEのフィルムの薄肉化の手段として考えられることも多いようです。
条件にも因りますが、LLDPEを使うことにより10~50%薄肉化できるといわれています。
当初は、LDPEより劣っていた工学的特性も、成形加工法や樹脂自身の改良により、最近では、LDPE以上の透明性を持つフィルムも可能になっています。
フィルム以外の包装用の用途には、気密容器のふた、洗剤ボトルのキャップやマーガリンの容器などがあります。

1993年2月発行富士インパルスニュースVol.44に掲載しました。

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