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フィルムの定義って何?

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プラスチックフィルムの基礎知識 No.005

フィルムの定義って何?

公開日: 1998/03/02
解説:

このコーナーのタイトルにもなっているプラスチックフィルムのフィルムですが、一般の人にとっては、フィルムと言えば映画や写真のフィルムしか思い浮かばないのが普通のようです。
現在、包装業界に携わっていてよくわかっておられる方でも、この業界に入るまでは、おそらくそうだったのではないでしょうか?
このプラスチックフィルムですが、JISの包装用語規格では「厚さが0.25mm未満のプラスチックの膜状のもの」と定義されています。
ちなみにプラスチックシートは「厚さが0.25mm以上のプラスチックの薄い板状のもの」となっています。

ところで新聞などでよく汎用樹脂という用語を見かけますね。
樹脂とはもちろんプラスチックのことですが、汎用樹脂とはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)などのことで、フィルムやシートはもちろん、いろいろな形に成形して幅広い分野に用いられることから汎用と言うわけです。
プラスチック製の包装材料ではこの汎用樹脂で95%を占め、その中でもPEとPPが70%を占めると言われています。

  

1992年6月弊社発行の富士インパルスニュースVOL.36に掲載

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