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プラスチックフィルムとは?

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プラスチックフィルムの基礎知識 No.001

プラスチックフィルムとは?

公開日: 1997/11/14
解説:

プラスチックの語源は、ラテン語やギリシャ語の「形をつくることができるもの」と言う意味だそうです。
古代で形をつくることができるものというのは粘土ですね。
以前は英語の名詞そのままでプラスチックスが用いられていました。
現在は、JISの定義でも"ス"をとってプラスチックに統一されています。
その定義を見ますと「可塑性をもつ有機高分子化合物を主成分とする天然または合成物質」となっています。
プラスチックは石油から作られます。石油から得られるナフサを分解するとエチレンやプロピレンができます。
これらは、気体ですが、一定の条件で重合させるとそれぞれポリエチレン、ポリプロピレンという個体になります。
エチレンはポリエチレンの基本単位ですが、このように基本単位となる化合物を「モノマー」と呼びます。
モノマーを重合させてできたポリマーは、粉状や粘土状のかたまりなので、押し出し機を通して米粒状成形します。
これを「ペレット」と呼びます。
このペレットを成形してフィルムや容器にするわけです。

日本生活協同組合連合会 「なんじゃもんじゃプラスチック」などを参考にしました。
1992年2月弊社発行の富士インパルスニュースVOL.32に掲載

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